ワーキングプア
何度か、ワーキングプアについて書いたことがある。
いままで私が思っていたのは、ワーキングプア=自己責任という図式だった。確かに、それはキミのせいだろう..という人も少なからず存在するが、多くの例をみるにそんなことはない。社会で取り組むべき問題であると思うようになった。
個人の努力だけでは超えられない壁というのは確かに存在する。ある程度の会社のホワイトカラーになるには、ある程度の大学を出ていることが必要条件だし、加えて新卒の方が有利だ。それを満たしていなければスタートラインにすら立てない。
関東に長く住んでいるとあまり感じないが、地方での雇用の少なさ。東北や四国では、いまだに有効求人倍率が0.5前後だ。特に30歳も後半になると、関東であっても有効なスキルを身につけていない限り、再就職の門戸は格段に狭くなる。
NHKスペシャルの内容が書かれている。番組もいくつか見たが、本当に他人事ではない..と思う。
特に女性は厳しい。今は就職環境が良いから正社員で入社できるかもしれない。事務職を何年か経験し、寿退社したとする。キャリアはそこで終わりである。10年かそこら経って、子供も手が離れたから再就職しましょうと思っても、おそらく、時給800円のパートくらいしか見つからないだろう。大卒初任給でも時給に換算すれば、1200円くらいにはなるのに。離婚でもしようものならそれこそ悲惨だ。
だから、私は女性社員に、子供ができても休職などの制度を利用しても、できるだけ働き続けるほうが良いと助言する。キャリアは継続してこそキャリアとして認められる。
欧米のように、職種ごとに給与の相場があって、年齢や性別、ましてや新卒既卒などで差別されない就業体系の確立が急務だ。それでなくても、人手は足りないんだから。
今職を失ったら、果たして給料20万円の仕事に就ける自信ありますか?私は..ない..。
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